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ラー・エ・ミクニ@国立近代美術館 九段下

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今回は、前回の庭園美術館カフェに続き、国立近代美術館併設の素敵なレストランをご紹介します!

このレストランとの出会いは三年前。当時の勤務先が国立近代美術館に近く、金曜・土曜は夜間開館といって21時ごろまで開館してたため、ワンコインで(常設展のみ)得られる癒しを求め、週末は仕事帰りに美術館によく足を運んでいました。
そこでこのレストラン、「ラー・エ・ミクニ」の存在を知り、三年前の春、桜の季節にランチ利用で訪れたのが始まりです。
付かず離れずのサービスが心地よく、何より舞い散る桜を見ながらの美味しい食事に、これぞお花見の新定番・・・!と一人感激したことをよく覚えています。

・ラー・エ・ミクニ

フレンチの巨匠、三國清三プロデュース、フレンチとイタリアンの融合をアートする。とのことですが、アートを楽しんだ後は、お洒落で美味しいご飯と素敵な景色で癒されよう、そんなコンセプトを持ったお店かと。白を基調とした開放的な店内は、肩肘張らずにコース料理を楽しめる雰囲気。全面ガラス張りになっており、かつレストランが2階に位置しているため、窓際の席であれば、視界を遮ることなく春夏秋冬様々な景色を楽しむことができます。特に春は、桜並木が花を付け、とても美しい景色が目前に広がります。
4月に訪れたところ、コロナの影響か、席と席との間はパーテーションのようなもので区切られ、半個室状態でした。

・Menu di primavera

「春のメニュー」という意味ですね。今年はお花見シーズンの3月下旬から4月上旬まではこのメニューのみで、ランチ・ディナー共通で¥8,800円(税サ込・ワンドリンク付)。例年はランチが3,000円・5,000円のコースから選択でき、ディナーが8,000円のコースだったような。今年は夜桜を楽しみたい!ということでディナー予約。

前菜:金目鯛のカルパッチョ (春野菜 わさび 昆布のジュレ)
新鮮な金目鯛に、昆布のジュレやわさびがピリッと効いてとても美味しい前菜です。そして、見た目にもとても綺麗、オレンジ・グリーン・ジュレに透ける鮮やかなピンク色が春を感じさせます。

パスタ:スパゲッティーニ(桜エビ 芽キャベツ)
とても細い麺です。しかし、細いからこそ桜エビがよく絡みます。上に乗ったエビのおせんべいを砕きながら食べると、食感に変化がついて面白いです。

お魚料理:桜鱒のミキュイ(筍 サルサヴェルデ トマトのコンフィ)
このブログを書いてて思いました、サルサヴェルデって何ですか。ミキュイとは「半生」という意味らしく、柔らかく、ジューシーな味わいでした。筍も春が旬ですからね、サクサクでとても美味しい。

お肉料理:北海道産和牛のロースト(新牛蒡 赤ワイン)
赤ワインのソースをたっぷりと纏った赤身のお肉が美味しいです。しっとりと柔らかく、牛蒡を揚げたものとの食感・味の相性が最高です。お魚・お肉とのダブルメインでバゲットが進みます。パリもち系バゲットには、ピラミッドバターが付きます。


妻はこのピラミッドのバターが好きなようで、このお店のことも「ピラミッドバターのお店」として認識しています。バターまでアートを感じさせる所が流石ですね。

デザート:ホワイトチョコレートのムース(苺 ヨモギ カカオ)
ちなみに、ホワイトチョコレートのムースは右側の球体のやつです。左側のはアイスのような、ムースのような。どちらもベリー系の味わい。桜リキュールを使ったジュレや、マカロン、クランブルクッキーやフルーツなどと一緒に食べると楽しい美味しい。

最後は小菓子とコーヒーor紅茶です。小菓子の写真を撮り忘れてしまい、去年のものです。食後のドリンクをちょっとしたお菓子と楽しめるのは良いですね。

・桜の風景

本当に綺麗なので、ここで昼と夜の様子をご紹介。

こちらは去年の3月下旬、ランチで訪れた際に撮影。風が吹くと、桜吹雪が窓の外で舞い降ち、溜息が出る程美しいです!

こちらは今年。下から桜をライティングしているので、夜桜もバッチリ楽しめました。昼でも夜でも桜を楽しめて、それぞれ違った表情があるのでお好みの方をどうぞ。

・プチお役立ち情報

こちらのレストランは桜の季節は大人気。千鳥ヶ淵が近くにあるため、美術館自体も大盛況となります。例年、桜の季節が近づいてくると、ラーエミクニの公式HPにて予約開始の日程とメニューが公開されますので、行きたい方は随時チェックして見てください。また、桜のよく見える窓際の席をゲットしたいのであれば、予約開始すぐの電話予約をオススメします!

ではまた。
(2021年4月訪問時の情報です。)

今回のお店


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