Published on

濃厚抹茶パフェと危険なわらび餅。無碍山房サロン・ド・ムゲ@京都

Authors
thumbnail

京都へは今年の春、どうしても桜が見たくて訪れました。その際に訪問したのがこちらのお店、サロン・ド・ムゲです。
サロン・ド・ムゲは、八坂神社や清水寺などの京都定番スポットや、同じく京都の和カフェやショップなど、京都観光では欠かせない京都四条エリアにあります。ただ、坂を登ったところにあるので、観光の締めとしてはなかなか厳しい位置にあります。
初日、16時頃訪れた際には、受付終了となっており、泣く泣く帰宅。次の日、もう一度14時過ぎに訪れた際には、入れ替え時に丁度当たり、並ばずに入店することができました。

・有名料亭のカフェ。お庭が見える、雰囲気のある店内で一休み。

サロン・ド・ムゲは京都で有名な料亭、「菊乃井」の展開するカフェです。菊乃井本店は料亭なので、当然ながらとても高価。サロン・ド・ムゲは、より多くの人に和食を味わってほしい、その思いから生まれたカフェ。和食ランチや、おしゃれなカフェメニューを楽しむことができます。店内はカウンター席、テーブル席の2種類。入り口付近に受付カウンターがあり、番号札を取って並びます。ガイドブックにはほぼ必ず掲載されている大人気店のため、混雑必至。しかし、カフェタイムは予約不可のため、並ぶしかありません。それでも、店内は日本庭園に面したテーブル席や、落ち着いた渋みのある配色のタイル床など、お洒落なエッセンスが散りばめられた素敵なカフェです。

お庭の風景。私たちが行った時はほとんど散ってしまっていましたが、満開のしだれ桜はきっと綺麗でしょうね。

・無碍山房濃い抹茶パフェ。グリーンのグラスが美しいけど、倒れやすいためお上品に食べましょう。

ラッキーにも並ばずに、窓際のテーブル席をゲットした私たち。では早速、雑誌でよく見るあのパフェをオーダーしましょう!
無碍山房濃い抹茶パフェ。1600円です。ほうじ茶は無料でついてきます。

緑色のガラスに、鮮やかな抹茶パフェ。スプーンもガラス製で、見た目がまず完璧に美しいです。下から抹茶ゼリー、抹茶ムース、カステラ、白玉、そして二段の抹茶アイス。抹茶アンド抹茶アンド抹茶の、とても濃い抹茶パフェです。アイスを思い切りすくって食べようとすると、台座のないパフェグラスが倒れそうになります。ここは、少しずつ、少しずつお上品にいただきましょう。和食の真髄は、その見た目の美しさもありますが、目で楽しむと言う点でパーフェクトなこちらのパフェ。抹茶の鮮やかなグリーンを、爽やかなグラスに盛り付けています。味はとにかく濃いです。ここまで濃い抹茶パフェを私は初めて食べました。京都に来たからにはこちらのカフェで抹茶を心行くまで楽しんでみては。

・物理的な意味でも、思わず息を飲むような美味しさ。できたてわらび餅。


こちらが今回の問題作、できたてわらび餅です。温かいわらび餅に、黒蜜、そしてきな粉がついています。自分できな粉の量や黒蜜の量を調整できるため、オリジナルのわらび餅を作って楽しめます。
では早速、きな粉をつけて、黒蜜をつけて・・・。口に入れて咀嚼をしますが、す、すごい弾力です。結構なかみごたえ、なかなか噛み切ることができません。飲み込む時にはわらび餅独特のねっとりとした食感、思わず息がつまりそうになりましたが、なんとか飲み込みました。年配の方や、小さなお子様はこちらのわらび餅を食べる際には細心の注意を払ってお召し上がりください。ただ、できたてのわらび餅は、命の危機を感じながらも食べたいと思うほど美味しかった。液体に近く、つるっとしたわらび餅からは少し離れた、食べ応えのある、少し野生的なわらび餅といったところでしょうか・・・。10割蕎麦みたいな・・・。
見た目にも味にも素晴らしい無碍山房サロン・ド・ムゲ。和食ランチは予約可能、とても美味しいそうなのでそちらも是非!

ではまた。
(2021年4月訪問時の情報です。)

今回のお店


この記事へのコメント