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ポーラ美術館併設のレストランで展覧会コラボメニューや美術館オリジナルスイーツを!レストラン アレイ@ポーラ美術館 箱根

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箱根で私たち夫婦のお気に入りのスポット、仙石原。仙石原の高台から山々を眺めながらのバスタイムは最高の癒しです。多くの美術館や有名ホテルを擁しており、養生にはぴったり。ただし、山道を登っていかなければならないため、初めて仙石原を訪れた時は、車酔いしては小休憩を挟み、を繰り返しながら必死の思いで観光をしました。今回は、私も妻も酔い止めをしっかり服用し、万全の態勢です。車の窓から入ってくる爽やかな風と初夏の緑の眩しさに目を細めながら、優雅にポーラ美術館に到着です!

・光溢れるレストランは、美術館オリジナルメニューなどお楽しみがいっぱい

大きく取られた窓から見える箱根の山々、木々の緑が真っ白な店内に映えて、洗練されていながらリラックスムード満天。コースからデザートまでメニューが非常に豊富で、様々なシーンで活躍してくれること間違いなしです。こちらのレストランは美術館に入館しなくても利用できますので、仙石原で食事・カフェに悩んだら是非お勧めします。仙石原の雄大な自然と、目にも美味しい料理を楽しめますよ!

・企画展特別コースメニューで鑑賞前の気分を高める!〜フジタの優美食〜

美術館併設のレストランやカフェでお馴染みなのが、企画展とコラボレーションしたメニュー。現在、ポーラ美術館では藤田嗣治の企画展を行なっており、画家の趣向や、作品にちなんだメニューをレストランで提供しています。
フジタの優美食、と題したこちらのメニューは、前菜・メイン(肉料理)・パン・デザート・珈琲or紅茶が付いて¥3,040円。コースメニューとしてはなかなかお値打ちです。

前菜は、「優美神」という作品に見立てた一皿。左から白身魚の包み焼き、ジャガイモの冷製ポタージュ、豚肉のテリーヌです。ところで、優美神という言葉を初めて聞きました。絵画のモチーフとしてよく使われるのが三美神ですが、この絵もリンク先のような三人の女性がポーズをとっている絵です。フジタは敢えて優美神というオリジナルの言葉を使って女性の美しさを表現したかったのでしょうか。食材や食感、調理の仕方など三者三様の前菜は、まさに人間の様々な美点を表す三美神のモチーフに見事に沿っています。

続いてメイン、仔牛のポワレです。玉ねぎのクリームソースと、仔牛のソースが添えられています。まるでパレットの上に絵の具が散らされているような盛り付けですね。仔牛は身がぎゅっと締まっていて、脂身が少なく、さっぱりとした味わいで美味しかったです。食事と一緒にパン(またはライス)が付いてくるのですが、このパンが中々に美味、胚芽パンと白くてもちっとしたパンの二種類と、マーガリンが付いてきます。

食後のデザートがこちら。ライチとフランボワーズのムース、マカロン添えです。こちらも藤田嗣治の作品、「メキシコに於けるマドレーヌ」をモチーフにしたメニュー。藤田嗣治が、フランスに帰化したことは有名な話ですが、メキシコにも滞在していた時期があったようです。そして、マドレーヌとは藤田の4人目の妻。なんと藤田嗣治は生涯で5人もの女性と結婚していたのです。クリムトやピカソもそうですが、女性を魅力的に描く作家というのは直接的な表現で言うと「女性好き」な人が多いと感じます。好きこそ物の上手なれということなのでしょうか。話が多少逸れましたが、南米の真っ赤な太陽や、原色ベースの民族衣装を彷彿とさせるような色合い、それでいてムースの白が繊細な乳白色で描かれたマドレーヌを表しているようで、とても目に鮮やかなデザートです。マカロン・ムース・ソルベと全てフランボワーズのフレーバーでまとめられており、プレート全体の統一感もばっちり。

・モネの睡蓮に見立てた、ライチジュレのデザート〜睡蓮〜

妻は旅館の朝ごはんでお腹がいっぱいだったようで、デザートとドリンクのみオーダー。上記のコースは一人から頼めるメニューのため、こういった各人のお腹に合わせた頼み方もできていいですね。

「睡蓮」と名付けられたこちらのデザートは、ライチのジュレの上に、フルーツやエディブルフラワー、ミントを散らしてクロード・モネの描いた睡蓮を模したメニューとなっております。モネといえば印象派を代表する作家の一人ですが、自宅に池を作り、水面に浮かぶ睡蓮の絵を生涯約250枚も描いたことで有名です。

このジュレの上に、さらにノンアルコールのスパークリングワインを注いで完成です。写真だとわかりにくいのですが、スパークリングワインの細かな気泡がジュレをほんの少しだけ波立たせています。睡蓮の絵のように、光を反射しながら輝く水面が見事に表現されていることに感激です。
お味の方も、すっきりとした清涼感のあるライチジュレとスパークリングワインの味わいで夏にぴったりのデザートでした。

・プチお役立ち情報

レストラン・アレイの魅力は何と言ってもテラス席、窓際席。しかし、予約不可のため、これらの席を希望するならばオープンしてすぐ(11時オープン)に訪問することをお勧めします。私たちは土曜の11時過ぎに訪れましたが、5・6席あるテラス席はすでに満席、窓際の席もちらほら埋まっていました。また、メニューに関してはコースメニューであっても2名以上などの縛りがなく、個別に好きなものを頼んで良いため、お腹の具合に合わせてそれぞれオーダーできますのでご安心を。

ではまた!
(2021年6月訪問時の情報です。)

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