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NASU SHOZO CAFE@那須

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「那須 カフェ」で検索すると必ず上位に出てくる、NASU SHOZO CAFEへ!

正直、こういうクリエイティブな人がたくさん集まりそうなシャレオツなカフェは苦手な私ですが、アイリッシュコーヒーなどのお酒入りコーヒーを飲めると知れば、行かずには居れません。実は私は下戸なのですが、お酒入りのコーヒーや紅茶はとても好きで、銀河英雄伝説のヤン・ウェンリーが作中でよく飲んでいたブランデー入りの紅茶を真似し、飲んだものです。

・NASU SHOZO CAFE

調べてみると、どうやらSHOZO CAFEなるものが全国にいくつか存在するようです。公式サイトにコンセプトなるものがあったのですが、画像だったため引用できず、なんとなく要約すると、「誰もがふとした瞬間に帰ってきたくなるような、恋しくなるような場所」を作ろうと発足されたみたいです。カフェや小さなコーヒーショップが栃木、福島、東京と、様々な場所にSHOZO CAFEがあります。コーヒーだけでなく、店内で焼き上げるスコーンなどの焼き菓子が人気のようです。なるほど、ゆるっとナチュラルに生きようコンセプト・・・。概要を頭に入れてから、いざ突入です。

入店前に衝撃を受けました。この画像をよくご覧ください。「静かに過ごせないお子様のカフェのご利用はご遠慮ください。」初っ端から驚きを隠せません。お洒落なお店なのに、キッズフレンドリーじゃない・・・!偏見に満ち溢れた私の考えですが、大体お洒落で人気のカフェというのは、お子様大歓迎のお店が多い。そんな中であえて、静かで落ち着いた空間提供を優先する潔さに、只者じゃなさをビシビシと感じます。

店内は、白を基調としたシンプルな作り。凝った店内、というよりは無駄を省いたさっぱりとした内装となっております。パソコン持ち込んでカタカタ仕事をするよりも、一人でまったりと過ごしたり、誰かとじっくり話すのに合いそうな、いい意味で自宅のような空間に仕上がっています(お洒落すぎなくて本当に安心しました。

我々は、窓から那須の自然の景色を見たい観光客でしたので、テラスにほど近い窓際の席へ。
オーダーは、私は有名なスコーンとアイリッシュコーヒーを、妻はオムレツサンドとベリーソーダを頼みました。メニューは、軽食やスイーツとドリンクがセットで、どれも1,000円強。ドリンクはなんでも選び放題で、どれを選んでも追加料金はありません。ドリンクメニューにはきちんと説明が書いてあり、「思っていたのと違う」を未然に防いでくれます。優しいですね。

・スコーンセット

スコーンセット1,100円。飲み物はもちろん、アイリッシュコーヒーです。

まずアイリッシュコーヒー。甘くない生クリーム、ウィスキー入りのコーヒー、そして底にはザラメ。いやあ、美味しいですね!甘い、苦い、お酒で体が温まる、この丁度いい浮遊感はお酒入りのカフェならではです。

スコーンは全粒粉でしょうか?生地はポロポロ系の、素朴な味わいです。付属の木苺ジャムとクロテッドクリームとよく合います。バターの風味が強すぎない自然派スコーンは、お酒入りの濃厚アイリッシュコーヒーと相性がいいですね。

・サンドウィッチセット

サンドウィッチセット(1,320円)。

トマト、レタス、オムレツ、きゅうり、味付けはマスタードとマヨネーズでしょうか?シンプルですが、パンがしっとりもっちりとしており、具材と離れず、しっかりと挟んでいます。オムレツをサンドしたサンドウィッチを初めて食べましたが、日本風の少しお出汁のきいたほんのりと甘いオムレツは、驚くほどよくサンドウィッチに合います。美味しくて、つい妻の分だということも忘れてたくさん食べてしまいました。

こちらはベリーソーダ。くるくると混ぜるとピンク色になり、とても美しいです。甘酸っぱくてサンドイッチとの相性は抜群ですね。

NASU SHOZO CAFEは、那須にあるしらさぎ邸のような洗練された雰囲気や、ペニーレインのような衝撃のメニューこそありませんが、等身大の、いい意味で媚びないカフェという印象を受けました。この雰囲気は出そうと思っても、ともすれば手抜きと紙一重ですから、とても難しいと思いますし、なかなか希少な存在かと思います。だからこそ、多くの人に本当に居心地のいいお店として受け入れられ、地元・観光客問わず愛され続けているのかと、今回実際に訪問して感じました。

ではまた。
(2018年6月訪問時の情報です。)

今回のお店


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