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枯山水の庭園を見ながら優雅にアフタヌーンティー。ガーデンラウンジ「坐忘」@セルリアンタワー渋谷

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今回は、渋谷セルリアンタワーのラウンジのアフタヌーンティーを紹介します。
とにかくドリンクメニューが豊富で、かつ東京のアフタヌーンティーには珍しく、料理の乗ったスタンドが一人につき一台
お一人様でも楽しめるような仕様になっており、さらに窓から望む枯山水のお庭が、癒しの時間を提供してくれます。

・ガーデンラウンジ「坐忘」

天井が非常に高く、開放的なラウンジ「坐忘」。ホテルのラウンジには珍しく、和風な名前がつけられています。それもそのはず、こちらのラウンジは枯山水のお庭「閑坐庭」に面しているのです。作庭家であり、住職でもある枡野俊明さんという方が、「閑坐聴松風」(ただ澄み切った心で坐していれば、澄み渡った松風の音が聞こえてくる)という禅語をもとに、都会の只中で忙しなく生活する現代人に向けて、自然の音に耳を澄まし心を落ち着かせ、柔軟な心を取り戻すための時間を提供すべく作り上げられた空間なのです。
テーブルが枯山水の水面の模様の様に広がり、間隔がとてもちょうど良く、それぞれが会話や食事を楽しんでいます。

・トゥールドアンサンブル

サンドイッチやデザートが三段のスタンドの上に盛り付けられています。
メニューは月替わりであり、その季節に合ったものが毎回提供されています。

一人一台のティースタンド。見た目の派手さこそありませんが、お味は1つ1つとても繊細な味わいです。そして、この坐忘のアフタヌーンティーのポイントは何と言ってもドリンクの豊富さ。最初に茶葉が入ったサンプルポットが机に置かれ、香りを確認することができます。ただ、香りを全て覚える、ということはまず不可能のため、一種のパフォーマンスであると思われますが・・・。

また、スコーンにつけるジャムとクロテッドクリームはおかわり自由、惜しみなくクロテッドクリームやレモンカードをスコーンにつけて食べることができます。私もこれでもかとつけましたが、最初からかなりの量があり、おかわりには至りませんでした。
さらには、紅茶に入れる砂糖まで数種類揃えられ、各テーブルにセッティングされています。こだわりが素晴らしい。1つ1つにきちんと説明がついていて、より美味しくドリンクをいただくことができます。ドリンクメニューを見ていると店員さんがすぐ注文を聞きに来てくれるので、時間いっぱいまで様々なドリンクを味わうことができました。
アフタヌーンティーには珍しく、ロイヤルミルクティーや少し変わったココアなどがオーダーできる点も大変魅力的ですね。

美味しい食事と、美しい景色は何よりの癒しになります。渋谷という都会の真ん中で、この様な落ち着いた空間はなかなかありませんので是非。

ではまた。
(2021年4月訪問時の情報です。)

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